リズムに合わせてジャンプ!ジャンプ!リズムジャンプにちょう戦!

“できない” を “できる!” にするコツを動画でわかりやすく解説

『リズムに合わせてジャンプ!ジャンプ!リズムジャンプにちょう戦!』(1分27秒)

 

集中力アップ! けがも減った! リズムに合わせてジャンプ!ジャンプ! リズムジャンプにちょう戦!

大音量の音楽に合わせて、ジャンプが始まった!このリズムジャンプをやると、体力がアップするのはもちろん、集中力がついたり、けがをすることも減ったんだ。なぜだろう? リズムジャンプを取り入れている小学校で聞いたよ。

リズムジャンプとは 音楽に合わせて線をふまずにとぶトレーニング

リズムジャンプとは「音楽のリズムに合わせながら」「線をふまないで」「目標の動きをする」トレーニングのこと。たとえば、「トン、トン」と左右にとぶ。これに手や足の動きをつけてとぶ。「トン、ト、トン、トン、ト、トン」とリズムをずらしてとぶ。このようなトレーニングを続けると、リズム感が求められるマット運動やとび箱、球技などが上達する。リズムジャンプは現在、学校・幼稚園などの教育機関やプロ野球球団などのスポーツチームに広く取り入れられている。

体が目覚めて朝学習に集中

岡山県勝央町立勝間田小学校

勝間田小学校では昨年度から朝学習の前に週3回、全校児童がリズムジャンプを続けてきた。すると、体を動かすことで朝の眠りがふきとび、その後の朝の学習に集中できることを発見。みんなが喜ぶので、2018年度より朝のリズムジャンプを週4回に増やしている。

↑ジャンプが終わると、朝学習のプリントの時間。だれひとりさわぐことなく、この日の算数のプリントに集中していた。

─ リズムジャンプは楽しい?


かんだはるさん
(2年生)

手を動かしながら、ななめにとぶのが特に楽しい。これからも続けたいです。


担任
中村敦先生

朝のジャンプで子どもたちの頭にスイッチが入るんです。1年生でもうまい子がいて、おどろきますよ。

リズムジャンプで楽しい体育

岡山県津山市立成名小学校

成名小学校では、体育のリズムジャンプが大人気!大音量の音楽とともに、45分の授業がアッという間に終わる。スピード感のある授業で「リズムに合わせる感じ」をつかむんだ。

①準備する
5~8人で1本のラインを用意する。

②右、左、右、左
音楽に合わせ両足でトン、トンと線をとびながら前へ進む。

③横向きトントン
前足と後ろ足をトン、トンと入れかえながら、横に移動する。

④ハードルをとぶ
体に入ったリズムをいかしてトトン、トトンとハードルをこえる。

⑤球をつきながら
動作が増えると、こんがらがる。でも、できるとうれしい!

 

─ 何が楽しい?


佐々かなめさん
(5年生)

できなかった動きができるようになったときが、うれしいです。

─ どんなところが難しい?


妹尾奏和さん
(5年生)

複雑なリズムのジャンプや、手足を別々に動かす動きです。

─ 授業以外に発表の場も?


担任
山本庄太先生

学習発表会や6年生を送る会などでもひろうしています。

きみもリズムジャンプをやってみよう

兵庫県宍粟市立城下小学校

「リズムジャンプを教えてください!」と城下小学校の門積先生にお願いしたら、4年生の光岡和平くんがモデルを引き受けてくれた。動画を見ながリズムに合わせて体を動かしてみよう。


担任
門積先生

保健室の先生の話では、リズムダンスを始めてから、児童たちのけがが6分の1に減ったそうです。

リズムジャンプを開発した津田幸保さん

陸上選手のときにリズム感を身につけるためにヒップホップダンスを習得。これをきっかけにスポーツとリズム(ダンス)を結びつけたリズムジャンプの運動指導を開発した。美作大学児童学科准教授。一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会代表理事。