田中光さんが教えてくれた ジャンプ力をアップさせよう!

“できない” を “できる!” にするコツを動画でわかりやすく解説

『田中光さんが教えてくれた ジャンプ力をアップさせよう!』(1分7秒)

ジャンプ力をアップさせよう!

なわとび、とび箱、立ち幅とび…、そのほかにもバレーボールやバスケットボール、とぶ力が大切な運動ってたくさんあるよね。体の動きの基本、「走」「跳」「投」のひとつでもあるんだ。田中光さんのアドバイスで、とぶ力をアップしよう!

基本のジャンプ

 とにかく体の軸を意識して、まっすぐ高くとぼう。まずはひざをグッと曲げて力をためるんだ。その力を使って、さらにうでの力も使ってとぶようにしてね。うではまっすぐ上げて、とんだときにきれいなポーズになるように心がけてみよう。

足を少し開いてふんばる。しっかりひざを折り曲げてから、頭を糸で引っ張られているように意識してとんでみよう。まっすぐピーン!

回転ジャンプ

 みんなは耳の奥にある三半規管って知ってるかな? 体の平こう感覚をしっかりさせてくれるもので、しかもきたえることができるものなんだ。最近の小学生は、回転感覚が身についていない、とも言われているよ。たくさん回転ジャンプをしてきたえれば、マット運動も鉄棒も上手になるよ。
 基本のジャンプの、上への力にさらに回転する力を足すイメージでトライしてみよう。めざせ、フィギュアスケートの回転ジャンプ!

回りたい方向側の手を真上に上げて、ヘリコプターのように下へふる。それと同時にひざにしっかり力をためて、めいっぱい高くとびながら、下半身の力で体全体をひねる。首もいっしょに回転させて、着地はまっすぐ。手もきちんと上げる。シュタッ!

とぶ力アップのコツ

 とぶ力をアップさせるコツと練習法を教えるよ。まずは正座した状態からスタート。そのままの姿勢からジャンプで立ち上がる練習をしてみよう。パッと立つためには、うでもいっしょに持ち上げて、上半身の「体を引き上げる力をうまく使うことが重要なんだ。できない人は、「おしり歩き」をして、骨盤を動かす練習をたくさんしてみよう。きっとできるようになるよ。

正座の状態から立ち上がろう!

体操にはいろいろなところにジャンプが入ってきます。基本中の基本といってもいいでしょう。「とび上がるほどうれしい」っていう言葉があるように、ジャンプすると、脳の中にドーパミンという物質が出て、気持ちがいいんですよ。みんなもいろいろなジャンプをしてみよう。

教えてくれたのは田中光さん 開脚ジャンプ!!

田中光(たなか ひかる)さん
(アトランタオリンピック体操日本代表)

元体操選手。1996年のアトランタオリンピックに出場。その経験を生かしてTAISO LAND(田中光体操クラブ)を設立し、子どもの体力向上につながる指導を行っている。和歌山県出身。