ソトイコ!スクール第1回・静岡県原田小学校のなわとび教育

img_102静岡県富士市立原田小学校

原田小学校は2年前から「NHKなわとびかっとび王選手権」というなわとびの大会に出場。なんと初出場で全国1位に輝き、2年目も全国3位と大活躍。なわとびを通じて、子どもたちにチームワークと助け合いの気持ちが生まれ、「早寝早起き朝ごはん」という規則正しい生活習慣の大切さが伝わったそうです。どんな取り組みをしてきたのか、教えてもらいました。

生活習慣を整えることが一番の目的

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 今でこそ、子どもたちの活気で満ちあふれている原田小学校ですが、実は2年前、「かっとび」で全国優勝を果たした子どもたちは、〝課題がある学年〟だったそうです。「とてもエネルギーがある子どもたちだったんですが、そのエネルギーを、よい方向に向かってひとつにまとめたいと考えていました」(上野博史校長)

 そこへやって来たのが、なわとびを取り入れた指導で実績のあった西沢尚之先生。西沢先生は「かっとび」を活用して子どもたちの生活習慣を立て直す作戦を思いつきました。ただし、「これをやるぞ!」というトップダウンではなく、大切にしたのは子どもたちの気持ちでした。

 すると、興味をもった子どもたちが仲間を誘い、しばらくすると学年全体(2クラス67人)で取り組むことに決定。ただ、最初のうちは、仕方なくやっている子どもたちもいました。

 それが、練習をしていくにつれて、子どもたちがなわとびのおもしろさに引き込まれていきました。そして、みんなで朝から元気に練習をするためには、「早寝早起き朝ごはん」が大事だと子どもたち自身が気づき始めたのです。

 さらに、朝起きられない子がいるとほかの子が電話をして起こすなどして、子どもたち全員の生活習慣が改善されていきました。

なわとびで学校が変わった!原田小学校のなわとび練習を大公開!!