水がこわくなくなれば、力がぬけて水に浮けるよ!★初級編★

“できない” を “できる!” にするコツを動画でわかりやすく解説

『水がこわくなくなれば、力がぬけて水に浮けるよ!★初級編★』(2分53秒)

 

松島美菜さんにもお話を聞いたよ!(オリンピック選手、セントラルスポーツ所属) 水がこわくなくなれば、力がぬけて水に浮けるよ! 今よりも、もっと泳げるよ! 初級編

「うまく浮けない」というお友だちは、まず下のを練習してみよう。体を浮かせたあとに上手に立てるようになったら、水がこわくなくなるよ。水がこわくなくなれば、体の力も自然にぬけて、体を上手に水に浮かすことができるんだ。

1 立てるようになればこわくなくなるよ!

水中ではどんな姿勢になっても、水を飲まずにしっかり立てるようになれば「水がこわい」という不安がなくなるよ。この練習をくりかえして、水の中で体を動かすことに慣れよう。ができるようになったら、もっとプールが楽しくなるよ。

ポイント1 つかまって体を浮かす

ダラーンと体の力をぬくことを意識する。安全のために、水中では目を開けていよう。

ポイント ダラーンと、体の力をぬこう 真下を見る、背筋をのばす、口や鼻から息をはかない、大人に手伝ってもらうのもよい

ポイント2 手をはなして体を浮かす

体の力をぬいたままプールサイドから手をはなす。息を止めたまま手足をのばして、水に浮く感じをつかむ。

ポイント 水中で腰を少し反ってみよう、足が沈んできても気にしない、手は耳より上に出す、下半身は力をぬいてのばしてみよう 上から見た図

ポイント3 息が苦しくなる前に足をつけ、顔を出す

手で水をおさえながら、まずプールの底に足をつけ、次に「プワーッ」と口から息をはきながら、水から顔を出す。これができたら、水がこわくなくなる。

プワーッ 両手で水をおさえながら、足を引きつけ、プールの底に足をおく

● ポイント ●
はじめはつかまって練習を

をいきなりやるのではなく、のあとにすぐ立って顔を水から出す練習をして、コツをつかんでからやるとよい。

手をはなさずにまず足をつき、次に顔を上げる。ひざをおなかに引きつけると、足が下にくるので、落ち着いて底に足をつけよう!

2 水の中を進む気持ちよさを感じよう!

水の中を進む気持ちよさを感じたら、泳ぎを覚えて、水の中をもっとスイスイ進みたくなるよ!

ポイント1 底を強くけって水の中を進む

水から飛び出すようにジャンプ! 水に浮かんで進む感じをつかんだら、ゆっくりと立つ。これをくりかえそう。

ポイント 進むまで少しがまんしよう

ポイント2 かべをけってスーッと進む

プールのかべをけって進んでみよう! 遠くに進むほど、まっすぐな良い姿勢ってことだよ。

ポイント 体の力をぬいてかべをけろう

オリンピック選手に聞いたよ 上達のコツは「水泳を楽しむこと」!

 うまく泳ぎたいと思ったら、ぜひ水泳の楽しさを見つけてください。私が小学生のときに水泳に夢中になれたのは、「プールに行くのが楽しい!」と思っていたから。プールで友だちに会うのがとても楽しみだったんです。それと、スイミングクラブの進級チェックに合格すると、お母さんがごほうびにアイスクリームを買ってくれたんです。それがとても楽しみでしたね!
 水泳はとっても体に良いので、健康のためにも長く続けてほしいです。勉強との両立で悩んでる人も多いかもしれませんが、私は水泳の選手としての練習を続けながら、薬剤師の資格を取るための勉強もしてきました。練習も大切だけど、勉強も大切。たとえば夕食の前に10分でもあいた時間があったら、そこでちょっと勉強するのを習慣にしてみてはどうでしょう。おもいっきり遊んで、たくさん勉強もして、水泳も楽しんでくれたらうれしいです!!

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松島美菜さん写真

松島 美菜(まつしま みな)さん
6歳から水泳を始め、薬学部で勉強を続けながら2012年のロンドンオリンピックに出場した。セントラルスポーツ所属。