北島康介さんが教えてくれたよ!クロールの息つぎ&平泳ぎのキックのコツ★中級編★
“できない” を “できる!” にするコツを動画でわかりやすく解説
『クロールの息つぎ&平泳ぎのキックのコツ★中級編★』(1分59秒)
まっすぐきれいに泳げたら、気持ちいいよね。オリンピックで、金メダルを4つも獲得した北島康介さんが、ポイントを教えてくれたよ。北島さんも「過去の自分をこえる」のを目標に、一つひとつ練習したんだって。
クロールは、息つぎのタイミングが大事。水中でブクブクとはいて、うでをかきながら空中で吸うよ。はじめはビート板を使って一つずつ動作を練習して、できたら次へ進もう。
右かたをぐっと後ろへ引きつけよう。
呼吸の形を作ろう。左うではまっすぐのばして、左耳をつけて、頭を寝かせたまま呼吸するのがポイントだよ。
うでをできるだけ前へ。右側で呼吸できたら、左側もやってみよう。
ビート板を使って練習するといいよ。
平泳ぎで前へ進む力は、ほとんど足の動きにかかっている。大事なのは、きちんとひざを曲げて足首を折り返すこと。足の裏で水をけろう。壁をけって練習するのもいいね!
まずはけのびの姿勢から。しっかりまっすぐになろう。
手で水を押そう。顔が水から浮かんで呼吸ができるよ。
足首を折り返して、水をたくさんけろう。
足裏で強く速く水をキックして、けのびの姿勢にもどろう。
小学生のころ、ぼくはけっこう活動的な少年だった。オニごっこで転んで、胸の骨が折れちゃったり。治ったあとも大変。元の自分のレベルへもどるまで、たくさん泳いだよ。学校行事や家族旅行も、練習で参加できなくてさびしかったけれど、がまん強さが生まれた。「本当にすべきこと」を自分で理解して、行動できるようになったんだ。「次のクラスにステップアップしたい」という思いがいつしか「全国大会出場」になって、「オリンピック」で夢をかなえることができた。水の中は、ふだん味わえない感覚を楽しめる。自分の上達が目に見えてわかるのも、水泳のよいところ。水泳は一生できて健康にもいいんだ。これまで多くの小学生と交流する機会があった。子どもって、できなかったことができるようになったり、自分で目標を立ててやる集中力や、熱心に打ちこむパワーがすごい。ぼくが長く選手を続けることができたのも、君たち、小学生から力をもらう交流があったおかげなんだ。みんな、応援ありがとう。そして、これからもいっしょにがんばろう。自分に合った目標へちょう戦してみよう!
北島 康介(きたじま こうすけ)さん
5歳で水泳を始め、4大会連続でオリンピック出場。アテネ大会で100mと200mの平泳ぎで金メダル。北京大会も両種目で金メダルをとり、歴史上初めて、2大会連続2種目制の快挙を成しとげた。東京都出身。