秋が旬の野菜をおいしく食べよう!

栄養&うまみたっぷり! 元気とパワーをあたえてくれる! 秋が旬の野菜をおいしく食べよう!

かぼちゃにれんこん、にんじんなどの「秋野菜」は、今がいちばんおいしい季節。かぜから体を守ってくれるなど、元気のもとになる栄養もたっぷり。たくさんとれる時期だから、お店にもよくならんでいるよ。おうちの方といっしょに、料理して食べてみよう!

旬って何?

野菜や魚などの食材が、いちばんおいしく食べごろのこと。また、ほかの時期にくらべて、体を元気にする栄養も多くなるよ。

30分(※)

※しん水・すいはん時間をのぞく

すいはん器でかんたん! 1ぱいで栄養たっぷり とりの中華たきこごはん

材料(4人分)
 
作り方
・米 2合
・とりもも肉 2枚(400g)
・にんじん 1/3本(50g)
・しいたけ 4枚(80g)
・オイスターソース 大さじ2
・しょうゆ 大さじ1
・クコの実(好みで) 少々
1. 米はといで、通常の2合分より少なめの水加減で30分~1時間しん水させる。
2. とり肉は5cm四方くらいのそぎ切りにし、オイスターソースをもみこむ。にんじんは小さめの短冊切りに、しいたけは1cm角に切る。
3. をすいはん器に入れ、しょうゆを加えて混ぜる。をにんじん、しいたけ、とり肉の順にのせ、通常通りにたく。
4. とり肉を取り出し、にんじんとしいたけをごはんに混ぜ合わせる。茶わんにたきこみごはんをもり、とり肉をのせる。好みで、水でもどしたクコの実をのせる。

15分

材料(4人分)
 
作り方
・れんこん 2節(200g)
・むきえび 24匹(約300g)
・片栗粉 大さじ4
・オリーブオイル 大さじ4
 マヨネーズ 大さじ4
 スイートチリソース 大さじ4
 塩 小さじ1/4 ・サラダ菜 4枚
1. れんこんは皮をむき、乱切りにする。むきえびとれんこんの水分をよくふきとり、軽く塩とこしょう(分量外)をふり、片栗粉をまんべんなくつける。
2. フライパンにオリーブオイルを入れて、中火にかけ、をいためる。火が通ったら、ペーパータオルをしいた皿にうつし、余分な油を落とす。
3. ボウルにを混ぜ合わせ、を加えてあえる。
4. 器にサラダ菜をしき、をのせる。

25分

子どもの好きなトマト味&お豆を加えて食べやすく トマトビーンズ

材料(4人分)
 
作り方
・かぼちゃ 150g
・なす 1本(100g)
・玉ねぎ 1/2個(100g)
・いんげん 4本
・ゆで大豆 150g
 オリーブオイル 大さじ1
 にんにく(みじん切り) 1かけ
 トマト缶 1缶(400g)
 水 100ml
 みそ 大さじ1
 塩 少々
 黒こしょう 少々
1. かぼちゃ、なす、玉ねぎは1cm角に切る。いんげんは2cmの長さに切り、塩少々(分量外)を加えた熱湯でゆでる。
2. フライパンにを入れて、中火にかけ、玉ねぎ、かぼちゃ、なす、ゆで大豆の順にいためる。
3. を加えてふたをし、中火~弱火で5分ほど煮込む。
4. を加え、ふたをとって5~10分ほど煮飛ばし、いんげんを加える。
秋野菜を食べるとどうして体にいいの?

夏のつかれをとり、冬に向けて体をととのえてくれる!

気温が下がる一方で、まだまだ暑い日も多い秋口。気温の変化がはげしく、なんだか体がだるいと感じる人も多いようだ。秋が旬の野菜には、夏のつかれをとり、体の調子をととのえてくれる栄養素がぎっしり! しっかり食べて、寒い冬の時期にそなえるエネルギーをたくわえよう。

秋野菜の栄養素をチェック!

かぼちゃ 旬8月から12月 ビタミンが多く栄養満点

栄養価は野菜の中でもトップクラス。体のつかれをとるビタミンB群などのビタミン類がしっかりふくまれる、まさにビタミンの王様。皮にもたくさん栄養があるから、皮ごと食べよう!
カロテン ビタミンB群 ビタミンC ビタミンE

れんこん 旬11月から2月 ビタミンCでつかれをとろう!

体のつかれをとってかぜを予防するビタミンCがたっぷり。ビタミンCは熱に弱いけど、れんこんの場合はでんぷん質に守られているので、加熱してもこわれにくいんだ。
ビタミンC カリウム 食物繊維

にんじん 旬10月から12月 たっぷりのカロテンでかぜ予防!

にんじんは英語で「キャロット」。それが「カロテン」という名前の元になっているくらい、カロテンが豊富。体のバリア機能を高めて、かぜなどを予防するよ。
カリウム カロテン

なす 旬7月から9月 カリウムで残暑づかれを解消

なすは秋になると、皮がやわらかく、身がしまっておいしくなるよ。ふくまれるカリウムには体の熱をにがす働きがあるから、暑さが残る秋のはじめにぴったり。
カリウム

しいたけ 旬9月から11月 ビタミンDでじょうぶな体づくり

ビタミンDは、カルシウムといっしょに働いて骨をじょうぶにしてくれる。牛にゅうなどといっしょにとろう。日光に当てるとビタミンDが増えるから、食べる前に1~2時間ほすのもいいね。
ビタミンB群 ビタミンD

おうちの方へ

旬の野菜は栄養たっぷり。おサイフにもやさしく、いいことずくめ

最近は、温室栽培などの影響で、一年を通して店先に出回る野菜も多くなりました。しかし、自然の中で育つ野菜には、それぞれの「旬」があります。旬の野菜は、味わいが濃くおいしくなり、栄養価が高くなるうえ、市場に安価で出回るので家計にもやさしく、いいことずくめ。毎日のお料理に、積極的に旬の野菜をとり入れ、お子さまとの会話のきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

監修・レシピ制作 柴田 真希先生

栄養や料理にくわしい、「管理栄養士」という専門家。「食卓を“笑み”でいっぱいにする」をモットーに、家族みんなが元気になれる手作りごはんのレシピを提案しています。